建築家や設計士にお金を積んで依頼しなくても、自分で、もしくは家族で、はたまた友人と、こんなにカッコいい部屋を作れるなんて、確かにたまらない。ペイントをする前のビフォー写真を見ると、どこまで印象が変わったかがよく分かます。

「ペイントの良いとこは、まず気軽なところ。一般的に“リノベーション”と聞くと、壁をぶち抜いて間取りや構造を変えるような感覚がありますが、ペイントは、今あるものに色を入れることで、新しい意味を与えたり、見た目の印象を変えたりするイメージですね。

あと、異素材のものをペイントで１つのトーンにまとめたり、逆に同じ素材の部分の色を変えることでアクセントを加えたりすることができます。色で仕切ったり、まとめたりすることで、空間を簡単にアレンジできますよ」

オシャレでカッコいいだけではない。「仕切る」「まとめる」「統一する」など、色を操作することで、空間の機能までも新しくコーディネートしなおせるなんて、驚きの優秀さ。ペイントって優れものなんですね。