さまざまな色や形の植物たちが所狭しとレイアウトされる空間。それぞれがスポットライトに照らされて、自由に自分らしさを表現しているようです。胸を張って誇らしげに自己主張をするものもいれば、照れくさそうにはにかんでいるように見えるものも。

それらの個性がぶつかり合うことで、決して広くない店内が、時間を忘れて夢中になってしまう空間へと昇華されています。

ここでは、店舗やオフィスに向けたギフトオーダーがメインながら、一般の家庭での普段使いも幅広く提案してくれるとのこと。

とは言えあまり見たことがない植物たち。やはり上級者向けなのでは？

「いえ、お花を飾るのに堅苦しい決まりはありません。例えば季節感を取り入れるのもいいですし、逆に季節を完全に無視するのも楽しいですよね」

ではせっかくなので、自分の家にも何か……と、店内を何度も見回していると、竹谷氏が声をかけてくれました。

「お花選びのポイントはただ１つ。“自分が気に入る”ということです。とにかく気に入ったものに触れて、好きなように飾り、生活の中で植物の力を感じてみてください」