セルフリノベーションのメリット・デメリット

howto_banner-ConstructionB

自分自身でリノベーションする、セルフリノベーション。自分で手をかけた空間には、愛着も増すことでしょう。
すべてを自力でやるのはなかなか大変ですが、基本的にはプロに頼み、一部分だけセルフで体験することもできます。
今回はセルフリノベーションの概要やメリット・デメリットをご紹介します! 

セルフリノベーションとは? 

「セルフ=自分で」。つまり、セルフリノベーションというのは、自分でするリノベーションのことです。

リノベーションの内容にもよりますが、解体を伴うフルリノベのような大掛かりなものを自力で進めるのは、相当な困難を伴います。
そこで、一般的なのは、基本的に設計・施工はすべてプロにお任せしつつ、一部の工程だけを自分たちでやらせてもらうスタイル。工事期間中のうちの数日、ペンキを塗ったり、タイルを張ったりといった作業をさせてもらいます。

ある程度の段階で引き渡してもらい、後から自分たちで少しずつ手を入れて自分好みにカスタマイズしていくことも可能です。

セルフリノベーションのメリット

自分のこだわりを詰め込める

タイルのここだけ色を変えたい、少し塗り方にムラがある方がステキなど、細かなニュアンスもしっかり反映できます。もちろん、プロのリノベーションでも細かなオーダーはできますが、人には伝わりにくい自分だけの細かいポイントにも徹底してこだわれるのは、セルフリノベーションならでは。

滅多にない経験ができる

部屋の模様替えや、ちょっとしたDIYなら経験があっても、自分で家の造作まで触れる機会はなかなかないものです。モノづくりやインテリアが好きな方なら、「自分でやってみたい! 」と思う方もいるのではないでしょうか。家族や友人と、一緒に作業をすれば、楽しい思い出にもなります。

メンテナンス方法が分かる

たとえば、ペンキ塗り。自分で一度やったことがあれば、剥げてきてしまった時でも工事会社にわざわざ頼むことなく、自分で気軽にメンテナンスできます。
また、やり方さえ知っていれば、ちょっと気分転換に色を変えるなんていうこともできるでしょう。色づかいを工夫して空間の機能を変えるというテクニックもあり、住み心地も自分でカスタマイズしていけます。(『「衣」「食」だけじゃない! ペイントで「住」も気軽にカスタマイズ!!【ROOMBLOOM】』)

愛着がわく

自分で手をかけた部屋なら、住まいを大切にする気持ちも自然にわいてきます。
もし自分が一生懸命張ったフローリングだったら、ワックスをかけるのも決して手間とは感じられないのではないでしょうか。

また、最初は新鮮に思えたインテリアも毎日のように目にしていると当たり前になってしまい、何年もすれば飽きが出てくることもあるかもしれません。でも、そこに思い出がつまっていれば違います。
……お茶でも飲みながら、見るともなしに見ていた壁。ふと、当時その色をあちこち探し回ったことや大騒ぎしながら塗ったことを思い出して、懐かしさとともに一層の愛着を感じる……
そんな家だったら長く住み続けたくなるでしょう。

セルフリノベーションのデメリット

失敗することもある

多くの人にとっては、初めての作業になるので、失敗することもあるでしょう。柄がズレてしまったり、気泡が浮いてしまったり、きれいに仕上がらない可能性もあります。
ちょっとした歪みやズレをどこまで許容できるかが大切です。完璧に仕上げようと思わず、失敗したらやり直せばいいぐらいの気持ちでやりましょう。

余計にお金がかかることもある

自分でやれば、人件費が浮くかもしれないと思われる人もいるかもしれません。場合によっては、確かに安くなることもあります。けれども、実際には人件費が浮いても、全体でみると安くならないことがあるので、注意が必要です。自分で作業するためには、材料のほかに作業着や副資材、道具などを揃える必要があります。また、失敗してしまって工事会社にやり直してもらう場合、追加の費用がかかることにも。

手間や時間がかかる

素人が作業をすれば、手慣れているプロよりも仕上げるのに時間がかかります。
また、工事には段取りがあるので、一部だけ自分たちでやる場合、自分たちの都合だけではセルフリノベーションの日程を決められません。どのように作業を進めるのか、別途、打ち合わせが必要になります。
完成後に、自分たちでDIYをする場合も同様です。作業時間だけではありません。準備から後片付けまで含めると、短くても一日仕事です。その時間を楽しめるぐらいの余裕をもって考えましょう。

セルフリノベーション向きの作業は? 

自分たちで一部分をやるリノベーションでは、基本的にDIYに近いような部分が中心になります。たとえば、ペンキやワックスを塗って仕上げる、タイルを張るなどです。漆喰を塗ったり、壁に収納をとりつけたりといった例もあります。

後ろに配線が通っているところでの作業や、他に仕上げたところを傷つけてしまいやすい作業はプロに任せた方が安心です。電気やガスなどの設備工事は、プロでも資格を持った人でないとできません。

セルフリノベーションの注意点

事前に相談する

基本的に、リノベーションの工事の段取りは工事会社が組みます。また、工事全体の責任をとるのも工事会社です。そのため、工事会社によっては、途中で自分たちの手配する職人ではない人が現場に入ることを好まない場合もあります。
また、工事完了後に自分で仕上げをする場合も、どこまで工事をしたら完了なのかという認識にすれ違いが生じる可能性があるため、断られてしまうかもしれません。
セルフリノベーションをしたい場合は、必ず、事前に可能かどうかを確認することが重要です。

打ち合わせもしっかり

セルフリノベーションOKの場合も、担当者と密にコミュニケーションをとることは大切です。
工事の途中で作業に入る場合には、作業中に触ってはいけないところや終わった後のゴミの始末のしかたを確認するなど、前後の工程との連携もしっかりとりましょう。
また、工事後に自分たちで仕上げる場合にも、どこまでをやってもらって、どこからは自分たちでやるのか、線引きを明確にしておく必要があります。

作業中は近隣に配慮する

音やニオイが出ますので、遅い時間や朝早くの作業は避けましょう。また作業中に共用部に出入りする際は、道具や作業着で周りを汚してしまわないように注意が必要です。

セルフリノベーションでは、自分の手でつくる喜びや楽しみが味わえます。できあがった住まいへの愛着も高まるでしょう。
一方で、慣れない作業をするために、失敗のリスクもあります。
やってみたい場合にはリノベーション全体はプロにお任せし、相談して一部をやらせてもらう方法が大きな失敗も少なく、おススメです。

監修:佐藤剛(ゼロリノベ

  • HOW TO RENOVATION
  • 特集 目黒通り 家具・インテリアSHOP
  • Renovation Styleとは?