新品にはない、新しい価値をつけて。【ReBuilding Center JAPAN】

2017.04.28

つくっては消費する。またつくっては消費する。それが現代社会の基本的な消費構造となりました。その流れは建築の世界にも当てはまります。しかし、ずっとその空間で息づいてきた家具や建具、柱や板の役割をそのまま終わらしていいのでしょうか。
特別に意識を持っていない限り見過ごしてしまう貴重な古材を「救う」活動をしている長野県・諏訪市の企業が今、注目を集めています。

「今」ある素材を次の世代にも残す。

『ReBuilding Center JAPAN』(通称:リビセン)。「ReBuild New Culture」を理念に、世の中に見捨てられたものに新たな価値を付加しています。そして、それがもう一度、人の手に渡り、次の世代につながりはじめているのです。

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    回収には自分たちが赴いて。
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    ただの廃材にはしません。

捨てられるはずだった古材を自分たちの手で回収すること。これを彼らは「レスキュー」と呼んでいます。現場でいい表情のものに出会うと「また活躍できるね!」と話しかけることもあるそうです。また、それまであった建物がなくなるということは、そこに愛着を持っていて人に寂しさを与えたり、壊してしまうことへのうしろめたさを持たせたりするということ。新たな命を吹き込むことができれば、そういった人の気持ちまでも軽くしてくれます。

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    新しい役割を古材に。
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    見方を変えれば、使い方も変わる。

リビセンがレスキューし、販売するものは、純粋に美しさを感じさせるものや、時を経て滲み出す凄みや愛らしさがあるものなど、実に様々。そこには「次の世代に残したいと思えるかどうか」という基準があるそうです。例えば木材でいえば、ベニヤなどの合板ではなく、無垢のもの。また、現在ではあまり使われなくなった技法で製造された道具、さらに工場で使われていた鉄の塊なども対象になります。当時の用途がわかるもの、わからないものとそれぞれですが、今の時代で使い方や楽しみ方を提案してくれるものばかりです。

また、リビセンで購入した品々をお客さん自身が投稿している、インスタグラムの『#リビセンメイド』も必見。「実際の古物ってどうなの?」と思っているかたは、一気にイメージが膨らむと思いますよ。

まるでダイアモンドの原石を磨くように。

レスキューしたものを保管する倉庫とそれを加工する工房、そしてデザイン事務所をもつリビセン。さらに、カフェまでもが併設されています。おいしいコーヒーを飲みながら、工房を眺めることができる大きな窓が印象的なこの空間からは、古材が運ばれてくる様子や、それらが美しく生まれ変わる瞬間を間近で見ることができます。

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    人を支えたものを、人の手で蘇らせる。
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    リビセンのスタンスを感じるカフェ。

新品のアイテムには、キレイで、現代の生活にマッチした使い勝手の良さが詰まっているのは確かです。一方で、決して同じにはつくりだせない、世界にたったひとつの表情を持っているのが古物ではないでしょうか。その美しさに魅せられた瞬間、今まではただの廃材としか思えなかったものたちが、宝の山のように見えてくるはずです。
もちろん、これからリノベーションを検討している人にとっても、建具や板、箱、扉など、ワクワクする品ばかりが揃っていますよ。

今週末からはじまるゴールデンウィークには旅行もかねて、リビセンに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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ReBuilding Center JAPAN

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住所:〒392-0024 長野県諏訪市小和田3-8
TEL:0266-78-8967
定休日:水曜日・木曜日
営業時間:cafe 9:00~18:00/古材 11:00~18:00
公式サイト:http://rebuildingcenter.jp/

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