サイズも、デザインも、ぜんぶ自由。ありそうでなかった新しいスクリーンキット。【SURIMACCA】

大阪・中津の「レトロ印刷JAM」から、画期的なシルクスクリーン・ツールがリリースされました。その名は『SURIMACCA(スリマッカ)』。大阪弁全開のネーミングにはちょっと脱力しちゃうけど、秘められたポテンシャルはかなりのもの。DIYに興味があるなら、知らなきゃソンかも。

大阪が生んだ、シルクスクリーンの革命児!

DIYをちょっとでもカジッた人なら、もうご存知ですよね。「シルクスクリーン」とは、いわゆる孔版印刷の一種。メッシュ状の版に孔(あな)をつくり、その部分にだけインクを落としてプリントするシンプルな印刷技法です。ポスターやフライヤーといった「紙」はもちろん、Tシャツなどの「布」から「プラスチック」「金属」などにもプリントでき、モノづくりに関わるクリエイターにとってはとても身近なものとなっています。

でも、これまでの「シルクスクリーン」には、ひとつ問題がありました。それは、印刷サイズに合わせた「フレーム」を毎回用意しなければならないということ。けっこう面倒かつ費用もかかる上に、「フレーム」はかさばりがちなため、気軽に自宅ではプリントできないというのが現状でした。

そこで登場したのが『SURIMACCA(スリマッカ)』。ギャグみたいなネーミングだからとあなどるなかれ、もはやこれはシルクスクリーン・レボリューション。おもちゃのブロックの要領でパーツをつなぎ合わせられ、好みのサイズを自由に組み立てることができるフレームです。ナニワともあれ、論より証拠。まずは、この動画を見てください。

老舗メーカーと共同開発したインクもスゴい!

『SURIMACCA』の魅力は、変幻自在のフレームだけではありません。じつは、もうひとつ驚くべきメリットを備えているんです。ズバリ、それは創業70年超の「ターナー色彩」×「レトロ印刷JAM」の共同開発によるインク。従来の水性インクの欠点だった「目詰まりしやすい」をクリアしたほか、手間だった「熱処理」をしなくても定着させられ、ポリエステルにもプリント可能(撥水加工のされていないものに限る)! 発色がすこぶる良くてコテコテに刷れちゃう、その名も「KOTTERI(コッテリ)」シリーズなるものも用意されています。

どうですか、読んでいるうちに刷りたくてウズウズしてきたのでは? それでは、まずはどんな素材にどんなデザインを刷りたいのか、じっくり考えることから始めましょう。こちらのページに掲載された「HOW TO」を参考にしながら、イマジネーションをふくらませてください(http://surimacca.com/howto.html)。さあ、世界でひとつだけのオリジナルなモノづくりを楽しみましょう!

SURIMACCA(スリマッカ)

surimacca_syohin

サービス提供元の大阪・中津「レトロ印刷JAM」には、無料で利用できるワークスペースも(予約制)。また、「おでかけSURIMACCA」と称したワークショップも全国行脚中。くわしくはHPをチェック!

住所:大阪市北区豊崎6-6-23
TEL:06-6225-8186(レトロ印刷JAM)
定休日:年末年始のみ
URL:http://surimacca.com/

(価格・ラインナップは2017年4月現在)

¥3333(税込)

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