新生活は、臨機応変な“お供”と。【paper leather tray】

2018.04.16
場を選ばない、柔軟かつ万能なデザイン。
革小物を手がけるデザインユニット『i ro se』による『paper leather tray』。約20cm四方の正方形からなるそれは、シンプルなフォルムと、ベーシックな色味が、非常に軽やかな印象です。
一見、なんの変哲もないマットのよう。 しかし、こうやって力を加えると……
まるで1枚の紙でつくられているように見えますが、paper leather trayはその名の通り、革製のトレー。表面のシワ加工は職人が1つ1つ手作業で施しているため、滑らかでとても自然です。そのシワによって微かに生じる陰影が、素材のあたたかみをより感じさせます。また、革本来の特徴を生かすべく、表面の加工を最小限に抑えているため、もともとあったキズやシミなどを見て取れるのも、いいですね。
シワや傷など個体差があるので、2つと同じものがありません。 紙と同じような細かなシワ加工は、職人技の賜物です。
トレー内部には金属シートが入っており、好みのかたちに自在に変えることができます。たとえば、布のように平らな状態でディスプレイしたり、お皿のようなかたちにしてトレーにしたり、カップのようなフォルムにして小物を収納したり……思いのまま、自由な発想で幾通りにも使うことができるのです。
表面に入ったエンボスを目印に折って、トレーらしいフォルムに。 たとえば、ちょっと変化をつけた折り方もできます。
何を置こうか、ワクワクしますね。 こんな折り方も、遊び心があって良いかもしれません。
どこまでもシンプルで、限りなく自然体。そこにあるだけで、体温すら感じさせる。だから、思わず触れたくなる……paper leather trayには、まるで息遣いが聞こえてきそうな温もりが宿っているように感じられます。落ち着いた色味は使うほどに味わい深くなり、またあらゆるシーンに馴染むデザインは、十二分にその役割を果たしてくれそうです。
そんな頼もしいアイテムをお供に、新生活のスタートを切ってみてはいかがでしょうか。
画像提供:i ro se