大阪人のセンスに脱帽。“ほかすもん”がアートなテーブルウェアに。

「ほかす」は大阪弁で「捨てる」のこと。「HOKASUMON」は、本来なら“ほかして”しまうアクリルの端材を使ったテーブルウェアシリーズです。アートの目で見れば、工場ででてくる端材もお宝。手作業で丁寧に磨くと個性的なプロダクトに生まれ変わります。

ほかすのは忍びない。ガラスの輝きを食卓へ。

アクリルは「プラスチックの女王」ともいわれる高級品。ガラスの代わりにお店のショーケースや家具などに使われます。代わりと言っても違った特徴を持っているだけで、性質が劣るわけではありません。それがよく分かるのが水族館の水槽です。ガラスのように透き通っていて、かつプラスチックだから軽くて丈夫。中を泳ぐ魚がちゃんと見えるぐらい透明度が高くて、魚がぶつかっても傷つかず、水圧がかかったりしてもビクともしません。

透きとおったアクリルは工場に転がっている切れ端もキラキラしてキレイ。ただ、切ないかな、どんなに美しく見えても大量の端材はゴミになっていました。アクリルを切ったり、組み立てたりして什器をつくっている工場では、小さな端材は材料として使えないからです。

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けれども、かたちが不揃いで小さいだけで、アクリル素材としては何の問題もなく使えます。せっかくキレイで何かできそうなのに、それを“ほかして”しまうのはもったいない。

そんなわけで、捨てられていたアクリルの端材を身近な生活用品としてよみがえらせたのが「HOKASUMON」です。
軽くて丈夫、水にも強いため、テーブルウェアにはピッタリ。ガラスのような美しさがありながら、食器とぶつかったり、うっかり落としたりしても、簡単には割れません。

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アクリルの切れ端も職人が手作業で丁寧に磨いていけば、個性あふれるテーブルウェアに生まれかわります。職人さんにとっては毎日さわっている素材だから、加工はお手のもの。人の目と手を使って仕上げられたプロダクトはちょっとずつ表情も違って味があります。

さすが大阪! たこ焼き専用のお皿まで

では、実際にどんなアイテムがあるの?
というわけで、「HOKASUMON」のラインナップの一部をご紹介しましょう。

カトラリーレスト『海の幸山の幸』は職人さん一押しの商品。3カ所の凹みにスプーンやフォーク、ナイフを置くシンプルなデザインです。

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「日本では四季折々の海の幸、山の幸が食卓を彩ります。美しい柔らかいラインは海の波と山の形をイメージしています」と、職人さん。
ランチョンマットを透かすほど軽やかなのに、なめらかなウェーブがカトラリーをしっかり受け止めてくれて、安定感があります。

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『海の幸山の幸』には、お揃いで箸置きもあります。
箸置きを用意すると、何でもない食事でも思わず「いただきます」をする背筋が伸びるよう。
涼しげで、これから春夏に向けて揃えてみたいアイテムですね。

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大阪らしさ全開なのは『大阪タコヤキ』。タコヤキを並べるための専用のお皿です。こんなふうに並べると、シェフおすすめのアンティパストのようにも見えてきます。

「大阪の家庭には一家に一台、たこ焼き器があるとかないとか……。集まればみんなでタコヤキパーティー! タコヤキ作りって盛り上がりますよね。そんなタコヤキタイムをいっそう楽しくしてくれる、タコヤキ専用皿がほしかったんです」と職人さん。
こんなタコヤキ皿があれば、ひと味ちがった「タコパ」になりそうです。

ちなみに、タコヤキをセットする穴はゆで卵にも合う大きさ。このお皿に合う料理をあれこれ考えるのも楽しいですね!

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雪の結晶のようなかたちをしているのはコースター。

『傘』と名付けられた、そのワケは……
「雨が降ると人は傘をさします。テーブルの上では、グラスからしたたる水滴に傘をさす……。そんなイメージでデザインをしました」

しずくを雨に見立てる繊細な感性が粋ですね。
由来を知ると、あえてキンキンに冷えたビールなんかを置いて、水滴が落ちる様子を眺めてみたくなります。

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「なくても大丈夫、でも、あったら素敵」
そんな「HOKASUMON」で、いつもの食事にちょこっと楽しみをプラスしてみませんか?

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HOKASUMON

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大阪の町工場ででたアクリルの端材を活用したテーブルウェア

  • 製造元:文英堂
  • 販売元:namenut

【公式サイト】http://hokasumon.jp/

海の幸山の幸(カトラリーレスト)

¥680(税込)

海の幸山の幸(箸置き・M)

¥400(税込)

海の幸山の幸(箸置き・S)

¥325(税込)

大阪タコヤキ

¥3,888(税込)

¥500(税込)

WRITER'S VOICE

「ほんま、タコヤキにピッタリやわ!」なんて会話しながら使いたい

身近な食卓でアクリルをどう楽しむかを出発点に考えられた「HOKASUMON」。肩肘はったエコ精神でリサイクルを考えたというよりも、アクリルの魅力をよく知る職人が「見てみて! キレイでしょ? おもしろいでしょ?」と、その楽しさを無邪気に教えてくれるような印象を受けます。職人さんやデザイナーさんたちは「買ってくれる人と顔をあわせたい」とイベント出店にも積極的。こんなチャーミングなプロダクトを通して、作り手と使い手の縁がつながっていくなら、やっぱり捨てたもんじゃない!

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