ただ受け継ぐだけじゃない。伝統を乗り越えて生まれるモノがある。【HASAMI】

2017.02.24

日本では古くより、全国各地で多種多様な陶器や磁器がつくられてきました。その中には、時代の流れの中で姿を消すものもあれば、伝統工芸品として息づいていくものもあります。そして、長崎県のとある町には、伝統を受け継ぎながらも、時代にマッチした陶磁器ブランドがあるようです。

江戸時代から庶民の味方。

『波佐見焼』というちょっと変わった名前を持つ焼き物をご存知ですか? 長崎県波佐見町にて、約400年以上もの長きにわたって作られる歴史ある焼き物です。その「焼き物」と聞いて思い浮かべるのは、職人がひとりで黙々と作業する姿ではないでしょうか?

波佐見焼は違います。「成形」「型起こし」「釉薬」「窯焼き」それぞれに作業を別々に発注するという、「分業体制」とっているのです。それにより、量産が可能になったこともあり、江戸時代から『くらわんか碗』と呼ばれる庶民の日常食器で、日本の食文化の発展に大きく貢献してきた歴史を持ちます。

そして驚きなのが、この分業体制が今でも守られているということ。多くの人が連携するということは、当然、商品の開発に多くの費用と時間がかかるということ。そして各作業工程での意思疎通にも小さくない問題がうまれるということです。にも関わらず、なぜ今なおこの体制が続けられているのか? それは、それぞれの分野で磨き上げられた高い技術があったからです。

そんな波佐見町から発信する、波佐見焼の陶磁器ブランド『HASAMI』。各工程のプロフェッショナルの力を結集し、「産地としての誇り」がひとつのブランドになったといってもいいでしょう。「使われるためにあり、よく使い込まれ、使い古される」そういった“道具”としての価値にこだわりぬかれた製品ばかりです。

揃える、並べる、またほしくなる。

『HASAMI』のラインナップはテーマごとに「SEASON」として展開されていて、そのテーマになっているのが世界中の国です。たとえばSEASON 01は50〜60年代アメリカのひなびた沿道のカフェだったり、SEASON 03のポップで遊び心の詰まったデザインは、フランスの大衆食堂のオーブンウェアだったり……。それにくわえてイラストレーターやアメリカのフォントデザイン会社、石川県の伝統工芸『九谷焼』とのコラボレーションも、ついつい揃えて並べたくなる品々ばかりです。

作られているのは食器ばかりではありません。SEASON 02はメキシコをイメージしたハニカムポット、SEASON 04は釉薬の性質や炎のあたり方などから窯の中で思わぬ変化をする「窯変釉」が使われたランプまであります。

伝統の中で育んできた高い技術に、オールドな雰囲気のデザイン、そして堅牢で実用的なつくり。どれも日常のアクセントにもなれば、馴染んでもくれるアイテムばかりです。

シンプルなSEASONからポップなSEASONまで。さて、あなたのお気に入りは、いつの時代のどんな国でしょうか?

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HASAMI(有限会社マルヒロ)

『HASAMI』は分業の垣根をこえ、産地としての誇りを胸に、”道具”としての陶磁器を作ります。使われるためにあり、よく使い込まれ、そして使い古される。言葉にはできない不思議な力をもった、愛される”道具”を作りたいのです。

直営店・営業所
〒844-0014
佐賀県西松浦郡有田町戸矢乙775-7
TEL:0955-42-2777
FAX:0955-42-2737
公式サイト:http://www.hasamiyaki.jp/

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