はいっ、こんにちは。ファンク・ダ・ネオーンです。

皆さん財布ってどんなの使っています?
人によって思いっきり個性が出て面白いですよね。長財布が好みだったり、小さいのがよかったり、反対に大きいのがよかったり。

僕は普段、自分で作った長財布を使っていて山に行く時は100均で買ったマジックテープのすごくどうでもいい財布を使っています。
山の時はかさばらなくて、汚れたりしても問題ないという結論の末そうなったんです。
ただ、下山後コンビニやお店に寄った時、レジでベリベリベリってマジックテープをはがすのはちょっと恥ずかしいんですけどね。
毎回「中学生かっ!」って自分で突っ込みいれますもんね。

さて、そんな人それぞれの財布。

今回は甥っ子さんへのプレゼントとして財布の依頼がきたので作っていきますよー!

このプレゼントを貰い受ける甥っ子さんは僕もよく知っている人なので、なんとなく好みはこうかな~とまずはイメージを固めていきます。

まずはいつも通りエッチ・スケッチ・ワンタッチ!

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あれ? 依頼は一応二つ折りだったのになぜか三つ折り、いや、二つ半折りみたいになっちゃいました。

なんかね、普通の二つ折りの財布って不安なんですよ。カードとか中身がこぼれそうで。

なので、二つ半折りにしました。
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革を用意します。ベースは黒ですが、ちょっと模様が入ったような渋い革をチョイス。

すでに漉いてもらっていて、2mm、1.5mm、1mmの状態です。財布の一番外側は2mm、カードケース部分は1mmというように使い分けます。

では制作開始!

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まずはそれぞれのパーツに切り分けていきます。
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カット終了。型紙の時点でサイズの調整をしているのですんなりです。

カットの次は…… 
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ここで出た! トコノール!!

○○○ールってパターンの語感の良さはいったいなんなんでしょうね。
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塗りヌール。

さて、床面をきれいにしたら次はカードケースに取りかかりますよ。
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きっちり隙間が出ないように重ねていきます。ちなみに何重にもなる部分は出来るだけ厚みを抑えるため、さらに漉いて薄くしてあるんです。
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ずれないよう、きちんと合わせて縫っていきます。なお、この部分はカードが引っかからないよう、縫い目のラインに溝を彫って糸を埋めています。

見えないオシャレ!(今完全に下着を想像していますね)
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カード部分が縫えたら中面と合体。
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さて、次は……、コインケースでいいのかな?
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蓋の部分は裏にも革を付けて二重にします。ボタンが外側に出ないようにするためと負担のかかる部分なので厚く丈夫にするためです。
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こんな感じになりました。ほぼ形が見えてきましたね。

どこからか聞こえてくる天の声。

え~と、次の工程は……。んん~、順番がよく分からなくなってきたぞ……。

「……先にコインケースに縫い穴を空けるんだ」
「えっ? だっ、誰??」
「ここだ。お前の腹だ」
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えええ!? カ、カ、カート!?!? ど根性ガエルパターンかよ!!!!

カート「先にコインケースの縫い穴を空けておかないと、接着した後で穴が空けれなくてめっちゃ困るぞ……、まじで」
ファンク「なるほど! そうか!! カート、ナイスアドバイス!!!!」
カート「いいってことよ」
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カートの助言にしたがって接着する前に穴を空けておくべき部分は空けておきましょう。
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カートも手伝ってくれてることだし、さくさくいきますよー! 次は一番外側の革のボタン部分を付けます。
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よし! 後はこれらを縫い合わせれば完成です。

カート「……ファンクよ、聞け」
ファンク「!? カート! また助言をくれるのかい!?」
カート「めっちゃお腹減ってるけど近くに適当なお店が無くて牛丼のチェーン店とか入るじゃん。そんで豪華に頼んだら結局高くついちゃって、『あー、普通の定食屋さんに行った方が絶対良かったー』って後悔するよね」
ファンク「助言でも何でもねえじゃねえか! あるあるとかいらんわ!!」

ほっといて縫い合わせていきましょう……。

いよいよ完成!

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ここまで出来たら後はコインケースのサイド部分だけです。ここはカートの言う通り先に穴を空けといて良かった部分。確かにこの状態から縫い穴は空けれないですからね。

これを縫い合わせて、コバの仕上げもしっかりと施し……
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よっしゃ完成!
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おー、いいですね。自分で言うのもなんですがめっちゃ渋い。
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中はこうなります。
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コインもたくさん入りますよー。
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カート「ファンクよ……、大事なことを……」
ファンク「えっ、何? 何か抜けてるっけ??」
カート「ガウチョパンツって、ずっとがちょうパンツって思ってたよね」
ファンク「全然大事じゃないわ! 確かに思ってたけど!!」

いよいよ納品

さて、今回渡す場所はまたまたライブハウス。
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私も映像投影で参加している『チームSS』のイベントが行われ、ここに依頼者も来るのです。

先にこのイベントについてちょっと説明を。
ALS患者である杉田省吾氏が日々撮影している写真をスクリーンに投影し、その写真からフィーリングで、チームSSの演奏陣が即興で演奏するというALS認知向上のイベントなのです。

そうです。今回の依頼者はこの杉田さんなのですよ。

このイベントについて、ALSについて、そして杉田さんについては、もう話しだすとあなたのスマホの画面があっという間に文字で埋まるのでぐっと我慢しときます。
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肝心のライブはというと、まさかの本番中パソコンフリーズという大ハプニングもあったり……。

もうほんと僕は冷たい汗をいっぱいかきましたが、演奏陣に助けられなんとか無事に終了しました。

落ち着いたところで杉田さんへ財布を渡しにいきましょう。
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こちらが杉田さん。僕が会社に入った時の最初の上司であり、山の師匠でもあります。

もちろん事前に写真は見せてましたが直接渡せて良かったです。
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「ここがこうなって~」と説明。
今は喉を手術しているので、この場では直接会話をすることは出来ません。
しかしアイコンタクトで分かるんですが喜んでくれたようです。良かった!

甥っ子さんも喜んでくれといいな~。

でも今回、自分でも財布は良く出来たと思うけど、イベントの方は失敗とハプニングで結構へこみましたよ……。

はあ~。
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カート「……ファンク……ねばーまいんど」
ファンク「うっさいわ!」

ではまた次回にー!

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ファンク・ダ・ネオーン

profileneo

普段は普通のサラリーマン。
あるとき独学でレザークラフトを始め見事にはまる。

以来、頼まれた物など失敗や試行錯誤を繰り返し作り続けている。

今欲しい物はリアルに革漉き機とミシンだが、部屋に置く場所が多分ない。

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