vol.08  「めおとキーケース」

はい! こんにちは!! ファンク・ダ・ネオーンです。
絶賛花粉症に悩まされる日々ですが、なんとか乗り切っています。

今回は中学時代からの幼なじみの依頼でキーケースを作りますよー。

この幼なじみ、思えば出会いは12歳。
僕が地元を出てからも年一回くらいで会っていまして、こないだめでたく結婚したんですよ! 彼!! 

なので今回はお祝いもかねてなんですね。もちろん奥さんの分と合わせてペアで作りますよ!

これは余談ですが、3年前にこの幼なじみとふたりで富士山に登り、帰りにケンカするというなかなかファンキーな思い出があります。大人になってもケンカってするもんなんですね〜(笑)
いや、幼なじみだからケンカしたのでしょうね。
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その時の富士山頂上。真夏でも雪が残っています。
この帰り道、ペースの違いが原因でケンカになりました。(でもすぐに仲直りしてますよ)

いつものアイデア出し

さて、彼のことはもちろんよく知っています。まぁ、ファッションとかふくめて色んな好みも分かっているつもりです。
ひと言でいうならずばり、シンプルで渋い感じ。

スパッとしたというか。かつ、無骨で男らしいところもあるので、そこもなんとか出したいですね。
よし、変にこらず、スッキリとしたキーケースにしましょう。

ヒアリングで車のキー(スマートキーではない普通のやつ)を入れる、ということだったので、一般のキーケースより縦の長さを長めに設定しときます。でないと鍵の先がはみ出しますからね。

車のキーを付けるんならシチュエーション的に多分ベルトフックがあった方が便利かな。
あまりバックとかも持たない手ぶらな人だし。
仕事中、車を止めて、キーを抜いて鍵をかける。そしてそのままベルトフックにサッとかける。

おお、なんか手に取るようにイメージが見えますよ。
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ということで今回はほとんど悩まなかったですね。

テーマはスマート&ラフ!

いざ制作!

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今回はこれらの端材を使います。シワや形が中途半端で使いづらい? 

いえいえ、むしろこれがいいんです。
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まずは下書きをして裁断していきます。
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両サイドの切りっぱなしを活かすのですよ。ボーンツービイワイルド!
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床面(裏面)をいつものあれで綺麗にします。

「あれ」って何かって? 決まってるじゃないですか。
そう『トコノール』ですよ。不動のグッネイムです。
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こういう感じになる予定。ちょっと下側の方が出過ぎて使いづらいかな。
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ってことでカットしちゃいます。ここの切り口、切りっぱなしじゃなくなっちゃいます。

でも大丈夫。後でなじませるので問題ありません。
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うん。しっくりですね。

さて、次は中面の鍵のクッション的な物を作ります。あれはなんて言うのでしょう。ベロ? ベム……、それともベラ??
まぁ、ベロでいきましょう。
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新たにベロを切り出しますがこのまま使うとちょっと分厚いですね。今2.7mmくらいですか。

う〜ん、1.5mm〜2mmくらいがいいですね。
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というわけで漉き機で薄くします。

ブイーン。この作業、上手くできると気持ちいいです。
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いい感じの薄さになったベロを切り出して置いてみました。ねっ、ベロでしょ。
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縫ってからではキーケースの金具が付けづらいので、事前に縫い穴を打っておきます。

こういう時は両面テープで仮止めを。リャンメン? リョウメン?? これ、たぶん関西と関東で言い方が違う気がします。
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コンコンコンってね。
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さて、ここで取り出したるは今回のキーケースの金具。使いやすそうな物を選びました。
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この丸のボタンのようなもの、『カシメ』って言います。

「わてら陽気なカシメシ娘〜♫」

はい。すいません。もうしません。

専用の打ち棒で固定しときます。
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さて、忘れていませんよ〜。さっきカットしたこの切り口。ここを他の箇所と同じように荒くしましょう。
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方法としては荒いヤスリと革包丁で削るようにしてわざと毛羽立たせます。

ちょっとだけコツがいるかな。
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こうなりました。どうでしょう。
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ボタンを取り付けて残りの金具類も取り付けます。
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この位置にベルトフックを取り付ける穴を開けます。この金具は『ハトメ』と言います。

よく使われてるものなので、バッグとかで見た事があるんじゃないかと思います。

ハトメの名前の由来はおそらくですが鳩の目に似てるからではないでしょうか。

(※調べてないので適当な事を言っていますよ)
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ベロを縫い付けていきます。
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縫い終わったらベルトフックを取り付けて完成です。このリングはペンチでなんとか隙間をなくすように頑張ってください。

ペンチを直接あてると傷が付くので、出来れば薄い革を挟んでやると綺麗に出来ます。

よし! リングを締めたら茶色は完成!!

奥さん用のグリーンのキーケースも!

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これはシワなども多く一見使いづらそう。

しかし今回はそのシワもアジとしていい感じになります。

この緑、いい色ですね。すごく好きな感じです。
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順調に作業が進みます。この緑の糸もとても可愛いですね。キュンキュンしますよ。

そして完成です!
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できました! ペアキーケース!!

外に撮影に行こう!

ちょうどパンを買って公園で食べようと思っていたので持っていって撮影してみましょう。

ずいぶんなオシャレライフですが、まったく日常ではありません。

普段は暗い部屋で一人、TVはつけたままで震えて、何かはじめようとカップラーメンをすすってますよ。
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ベルトフックで引っ掛けるとこんな感じですね。

いや〜、可愛い女の子のお尻でなくて本当に申し訳ない。
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バックの芝生と葉っぱも革の色と合っていていい感じに撮影できました。

今回かなりイメージ通りに、いいものが作れた気がします。
グリーンもいい感じでしたね。

このキーケース、自分でもかなり気に入ったので今後も商品として作っていこうと思います。
って訳で販売サイトをやっと作りました。

https://kenihare.thebase.in

屋号は『ケにハレ』。意味は「何気ない日常(ケ)に少しでも非日常(ハレ)の気持ちを感じていただけたら」という想いをこめました。
今はラインナップが少ないのですが徐々に増やしていきますのでよろしくお願いします!

ではまた次回に!!

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ファンク・ダ・ネオーン

profileneo

普段は普通のサラリーマン。
あるとき独学でレザークラフトを始め見事にはまる。

以来、頼まれた物など失敗や試行錯誤を繰り返し作り続けている。

今欲しい物はリアルに革漉き機とミシンだが、部屋に置く場所が多分ない。

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